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気のむくままに!

出生前診断について

明後日、妊婦検診なんだけど、出生前診断をどうするか夫と話し合った。

不妊治療してるときや妊活中からこの話題はちょこちょこ夫婦間で出していたけど、こんなに話し合ったのは初めて。お互い、妊娠前に話し合った時と今とで、考え方がずいぶん変わったことを実感した。

出生前診断は色んな方法があって、私たちが選択肢にあげたのは以下。

 

・クアトロテスト

・NIPT

・羊水検査

 

 

クアトロテスト(母体血清マーカー検査)

実施期間:15~18週

採血した血液中から測定で、母子へのリスクは無し

非確定検査で、感度80%。陽性の場合、羊水検査などを受ける必要がある

【夫婦間の意見】

非リスクということで受けやすいけど、何をもって陽性とするかは夫婦間で取り決めが必要になる場合も。3000分の1の確率と出た場合、安心して良いのか確定検査に進むのか、判断が難しい。そして陽性だった場合でも、健康な赤ちゃんが生まれる場合があり、結果一つにとても惑わされそう。

 

NIPT(新型出生前診断

実施期間:10週以降

採血した血液中から測定で、母子へのリスクは無し

非確定検査だが、99%の感度。陽性の場合、羊水検査などを受ける必要がある

高額:20万円ほどかかる

【夫婦間の意見】

2013年に出来た診断だそうで、最初にやるならこれかな、という意見に。ただ、病院により35歳以上しか受けられないとの決まりがあるところも。そして高額。

 

羊水検査

実施期間:15~16週以降

お腹に注射針を刺し羊水を採取するため、母体障害や合併症の可能性。更に300人に1人の割合で流産や死産の可能性。

確定率は100%。

【夫婦間の意見】

リスクが大きすぎる。リスクがなければ一番受けたかった検査。

 

 

結果、クアトロテストもNIPTも、受けるのは簡単だけど、もし万が一陽性だった場合に羊水検査に進むのか、染色体異常が見られた場合に今いるお腹の子をどうするのか、が本当に難しい問題だった。

正直なところ、妊娠前にこの話題を出していた時は、診断方法も知らなかったのもあるけれど、陽性だったら残念だけどおろそうね、という意見が一致していた。でも、ここまでお腹がぽっこり出てきて、たぶん2人とも思っていた以上におなかの赤ちゃんへの愛着が湧いているのを実感した。

私も夫も、もしそうだったとしたら、今までとガラッと生活は変わるし周りの環境も変える必要がある。子どもが一番つらい思いをするし、私たちも周りと比較して嫌な思いをたくさんするだろう。だけどそれで得るものはあるし、自分たちもきっと成長できる。との意見が一致したのは大きかった。

 

12週を越えたので、万が一診断で陽性が出て、堕胎の判断をした場合、陣痛をこさせて流産させ、埋葬することになる。私はきっとそれに耐えられないと思った。

今まだ胎動はないけど、お腹の中にいるこの子を人工的にころしてしまうことになるのか…と想像するだけでも辛かった。

 

覚悟はまだ夫婦共に持てないし、明確な答えが出たわけじゃないけど、久しぶりにこんなに話し合えて、お互いの気持ちの変化が同じようにあったことがわかってホッとした。