Gloomy

気のむくままに!

不妊治療をはじめるきっかけ

29歳で、同じ年の夫と結婚した私。
共働きで、初めての結婚生活に希望と不安を抱いていたころ。
このころはまだ、子どもなんて望めばすぐに出来ると思い込んでた。

 

半年後に結婚式を終え、自然に出来ればいいね~と夫婦生活を初めて、1年が経過。『妊娠しないね~、でも結婚してから夫婦生活も減ったしね(笑)』
なんて、少し焦りつつ、まだまだこのころは、軽く考えてた。

 

31歳、もともとの生理不順もあって、地元の昔からある婦人科(不妊専門ではない)へ。
今後妊娠したいという希望も伝えて、おじいちゃん先生のもとでタイミング指導を3回してもらった。

でも、妊娠しない(;_;)
おじいちゃん先生もお手上げで、専門的な病院に転院を薦められる。友達夫婦が不妊治療して無事出産したよっていう病院が運良く通いやすい位置にあって、転院を決意!

 

専門クリニックへの転院(1回目)

転院したころは、31歳の秋。

初めて行く不妊治療専門クリニックは、産婦人科も兼ねていて、何度か妊娠中の友人に遭遇したりして、気まずい空気が流れたり、落ち込む日々。
先生も気まぐれで、心無いことを言われて泣きながら帰ったこともあったな~。
今思えば、先生との相性がまったく良くなかった。好きになれなかった。行くのも憂鬱、帰りも憂鬱みたいな、苦痛な期間。

【ここのクリニックでの治療】

11月:初診。風疹ワクチンを打って、2か月避妊。その間診察はお休み
1月:卵管造影⇒右側が詰まってたことが発覚
1月~8月:高プロラクチンが発覚し「カバサール」という薬を処方される
2月・3月:タイミング指導を2回して、妊娠せず。ステップアップを提案される。
4・6・7・8月:人工授精(AIH)を4回行う。妊娠せず。


わかったのは、私は排卵が普通の人よりもとても遅くて読めないということ。でも、それが原因とも言い切れないと。要するに、原因不明だと。実際原因不明という人がほとんどらしいけど、じゃあどうすればいいの?と悲観的な気持ち。

希望を持って、1年弱通ったけど、この頃になると、頻繁に通院しても結果が出ず、仕事にも影響が。もちろん毎月一喜一憂して、メンタルもボロボロになってた。
夫に八つ当たりすることも多くなって、今思えば家庭内の空気も少しギスギスしていたかも…。

内診でモニターをつけてくれない先生に対する不信感や質問がしづらい雰囲気、毎回先生の機嫌を伺うことに疲れて、他の専門クリニックを色々調べ出した。

実際、人工授精からステップアップした人の話を聞くと、体外or顕微に進んでから初めてやる検査がたくさんあった(そこで原因が判明した)と聞いて、更なるステップアップを考え始める。
8月に4回目の人工授精を終えてから、このクリニックは一旦お休み。

 

専門クリニックへの転院(2回目)

32歳の秋、夫と一緒に専門クリニックの説明会に参加。

そのクリニックは地元で『最後の砦』と言われているくらい有名なところで、説明会の内容もとてもわかりやすく、データも開示していたことで、すごく信頼できそうな気がした。
私も夫も、説明会が終わる前に、もう転院したい!となるくらい、手ごたえを感じていた。

その日帰宅してから早速初診の予約をして、前のクリニックには戻ることはなかった。

 

 

 

 

私は正直、めちゃくちゃ子どもを望んでるわけじゃない。いつか欲しいなという気持ちはあるけど。というか、子どもを授かった後の環境の変化、現実的な問題に対応できる気がしないっていうのが大きい。

いざ不妊治療を始めてクリニックに通い始めると、(今回は大丈夫…きっと妊娠する…)という気持ちに占められて、割と精神的にもくるものがある。自分が妊娠したいのか子どもが欲しいのか、結婚したら子どもを産むものっていう先入観にとらわれてるのかわからなくなる時もあったなぁ。

でも、辛いこともあったけど、不妊治療を始めなければわからなかったこともほんとにたーっくさんあった。

なのであんまり隠すつもりもないし、いつか同じような人が周りにいて困ってた時に、わかるよーって話聞いてあげられる経験値を積んだと思えば、貴重な体験ができてよかったと思ってる。