ニンフォマニアック
昨日はビジネスホテルに泊まったんだけど
まー快適すぎる。
部屋は綺麗だし、無駄なものがないし、外に出れば何でもあるし、枕がふかふか。
せっかくなので、レイトショーで映画を見に行った。
ニンフォマニアック。
vol.1とvol.2に分かれてたんだけど
ラース・フォン・トリアー監督の作品は初めてで、色々刺激的だしオチはあれだし、もう!好き!ってなった。
色情狂(ニンフォマニア)だと自覚しているジョーが、介抱してくれたセリグマンに半生を語る物語。
このセリグマンがいいキャラしてるんですよ。ステラン・スカルスガルド。表情がすごい。蝋人形みたい。
ジョーの語りにいちいち薀蓄や哲学を絡めて返すのが面白い。
ジョーを演じるのはシャルロット・ゲンスブール。
この人がジェーン・バーキンの娘とも知らず、
vol.1の時点では「なんかアゴ出てるしエラソウ。好きじゃない」だったんだけど
vol.2では「乳首残念だけど、いい!」になりました。
R18なので局部にぼかしバリバリ入ってるし、過激な映像が多いんだけども
いやらしい映し方ではないのでポルノはちょっと、みたいに思ってる人も見れると思う。
ただvol.2は痛いシーンもあるので注意。退席者もいた。
色情狂とは色情狂であって、セックス依存症にあらず。
最後の終わり方で、一気に持っていかれた。
まじか、やべえ、ドキドキ、ニヤニヤってなった。笑
最後を踏まえた上でもう一度観たい。
シャイア・ラブーフ、特に何の感情もなかったけど、映画観終わった今は、とっても好みよ!!
寂しげな目がいい。と思ったけどP役のミア・ゴスと付き合ってるのかよ。
今作での共演がきっかけって書いてあったけどあれは共演というのか果たして。
あとジェイミー・ベルも良かった!リトル・ダンサーでしか観てなかったけど、いい俳優になったんだなあとしみじみ。
ウィレム・デフォーは顔が慣れない。なんかダメ。こわい。クリスチャン・スレーターも顔の筋肉が見慣れなくて好きじゃない。笑
若き日のジョーを演じたステイシー・マーティンはかなり良かった。綺麗だった。
あとは音楽も好みだったな~~。
vol.1のオープニングとエンディングの2箇所で流れて心をもっていかれた
ラムシュタインっていうドイツのメタルバンドの曲。
デッデッデッデッデッデッデーっていう音がかなりテンション上がる。笑
vol.2のエンディングは、シャルロット・ゲンスブールが歌うHEY JOE。
最後のシーンの衝撃で荒れた心にじわじわ入ってくる。
ダンサー・イン・ザ・ダークとか食わず嫌いだったけど、観てみようかな。
映画を観終わって、ニヤニヤしながらふらふらとバーに入って
数杯お酒を流し込んで、ベロベロでホテルに戻って死んだように寝た。
とってもいい日でした。